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2024-01-15

ブラーバジェットm6にクイックルワイパー(ドライシート)を付ける

ブラーバジェット クイックルワイパーの付け方

標記の通り、ブラーバジェットm6にクイックルワイパーを装着し運用する方法を確立したのでここに書いておく。これで毎日のリンク清掃がはかどること間違いなし。

用意するもの

  • 純正ドライパッド
    • もともと取り付け部が取り外しできる互換品ドライパッドを使う方法を紹介していたが、互換品ドライパッドは在庫がない(2022-07-30現在)。しかし、純正ドライパッドを使っても同じ方法で作成できる
  • または 互換品ドライパッド 
  • 100均のマジックテープ 直線状のものx2(手芸コーナーにある)
  • 100均のマジックテープ 面状のもの(手芸コーナーにある)

クイックルワイパー装着アダプターの作成

互換品ドライパッドは、樹脂の部品がマジックテープで取り外せるようになっている。取り外した状態のパッド側の真ん中に、面状のマジックテープのうちトゲトゲしたほうを貼り付ける。
 
純正ドライパッドを使用する場合:樹脂部品が取り外し可能におらず、ミシン糸縫い付けられている。そこで、ミシン糸を切り離して樹脂部品が取り外し、中央に面状のマジックテープ(トゲトゲのほう)を貼り付ける。

同様に線状マジックテープ(トゲトゲのほう)を上下の際に貼り付ける。

樹脂部品の真ん中の穴が開いている部分に、マジックテープ側から黒い紙を貼り付ける。適当な紙に黒インクを塗って、セロハンテープで貼り付ければよい。ブラーバはこのスリットのパターンで装着されているアダプターを認識するので、穴が黒くなっている必要がある。

黒い紙を貼り付ける
裏から見た状態

 樹脂部品のマジックテープを外し、線状マジックテープ(サラサラしたほう)を取り付ける。

  • 2つ空いた穴のほうはブラーバのツメが引っかかるところなので、塞がないようにする。
  • 左右を2mmくらい空けておく。ブラーバ側のツメとかみ合う部分のため。

 これでアダプターが完成する。

クイックルワイパーの装着 

クイックルワイパーを取り出すと3つ折りになっているので、片方だけ開く。そして、マジックテープを表側にして真ん中にアダプターを置く。

あとは、クイックルワイパーの両側を折りたたんでマジックテープに押し付ける。

最後に、樹脂部品を取り付けて完了。

クイックルワイパー以外では?

 メジャーなドライシートは試したが、結論から言うとクイックルワイパーが最適だった。

リンク清掃に最適

このコストなら、ルンバとリンク清掃させてもそれほど費用は掛からない。取り付けたドライシートが純正より幅があるためか、壁際のホコリはブラーバのほうがよく取れている。
なお、クイックルワイパーは裏返して取り付ければ、もう一度清掃できる。

2024-01-14

NEC VasaPro VKF11T-1 (PC-VKF11T1B1) をKlipper専用PCにする

Linuxインストールとその後の設定

適当にUbuntu 22.4 Server LTSを導入し、下記の設定を行う。

画面の方向が縦向きになってしまう問題を修正

grubを編集する。
sudo vim /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUXに画面回転を指定する。
# If you change this file, run 'update-grub' afterwards to update
# /boot/grub/grub.cfg.
# For full documentation of the options in this file, see:
#   info -f grub -n 'Simple configuration'

GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=10
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""
GRUB_CMDLINE_LINUX="fbcon=rotate:1"

# Uncomment to enable BadRAM filtering, modify to suit your needs
# This works with Linux (no patch required) and with any kernel that obtains
# the memory map information from GRUB (GNU Mach, kernel of FreeBSD ...)
#GRUB_BADRAM="0x01234567,0xfefefefe,0x89abcdef,0xefefefef"

# Uncomment to disable graphical terminal (grub-pc only)
#GRUB_TERMINAL=console

# The resolution used on graphical terminal
# note that you can use only modes which your graphic card supports via VBE
# you can see them in real GRUB with the command `vbeinfo'
GRUB_GFXMODE=1280x800

# Uncomment if you don't want GRUB to pass "root=UUID=xxx" parameter to Linux
#GRUB_DISABLE_LINUX_UUID=true

# Uncomment to disable generation of recovery mode menu entries
#GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"

# Uncomment to get a beep at grub start
#GRUB_INIT_TUNE="480 440 1"

update-grubで変更を反映する。

sudo update-grub

コンソールの文字が小さすぎるのを修正

sudo dpkg-reconfigure console-setup
 

LANを接続していない場合に起動が遅くなる問題を修正

cd /etc/netplan
sudo vim 00-installer-config.yaml
下記のように使わないインターフェースには optional: true を記入する。
pi@klipper-nec:~$ sudo cat /etc/netplan/00-installer-config.yaml
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
  ethernets:
    enx309c23944812:
      dhcp4: true
      optional: true
  version: 2

Klipper/KlipperScreenの導入とそれに伴う設定

kiauhを使ってKlipperScreenその他を導入する。このあたりの解説は他のページを参照。
sudo apt-get update && sudo apt-get install git -y
cd ~ && git clone https://github.com/dw-0/kiauh.git
そのままでは再起動後KlipperScreenが自動起動しないので、下記を設定する。
sudo bash -c "echo needs_root_rights=yes>>/etc/X11/Xwrapper.config"

Xの画面回転を修正する

そのままではKlipperScreenが縦画面になってしまうので、下記の設定を行う。
sudo vim /usr/share/X11/xorg.conf.d/90-monitor.conf
Section "Monitor"
    Identifier "DSI-1"
    # This identifier would be the same as the name of the connector printed by xrandr.
    # it can be "HDMI-0" "DisplayPort-0", "DSI-0", "DVI-0", "DPI-0" etc

    Option "Rotate" "right"
    # Valid rotation options are normal,inverted,left,right


    Option "PreferredMode" "1200x1920"
    # May be necesary if you are not getting your prefered resolution.
EndSection

タッチ座標の回転を修正する

Xの画面を回転してもタッチ座標はそのままになってしまっているので、タッチ座標も回転させる。
pi@klipper-nec:~$ cat /etc/udev/rules.d/51-touchscreen.rules
ACTION=="add", ATTRS{name}=="ELAN9010:00 04F3:2397", ENV{LIBINPUT_CALIBRATION_MATRIX}="0 1 0 -1 0 1 0 0 1"