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2016-10-03

ELM327 Bluetoothを分解する

OBD2信号取り出しの定番、ELM327のBluetooth版

車の信号を取り出すデバイスの定番、ELM327を買ってみた。Amazonに出品しているアンジュピアという業者経由。
ELM327 OBD2 Bluetooth for Android & PC by Eurostile
Talent Car Electronic Co., LTD & Eurostile
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ただし、無改造で運用する場合はいくつか課題がある。
  • Bluetoothなので、スマホとつなぐ場合はよいが、Arduinoなどに接続するのは面倒
  • バッテリー直結の電源なので、車につけっぱなしにしておくとバッテリーを消耗する
これらに対策するために改造を試みてみる。

分解の手順

この形状のELM327、かつてはケースがねじ止めだったようだが、現在は接着剤で固定されていて、実際シールをめくってみてもネジはなかった。このため、シールをめくるのは徒労に終わる。
力づくで分解することはできるが結構傷がつく。
効率の良い開け方としては、端子近くの斜めになっているところにマイナスドライバーを差し込んでこじるのが良いと思われる。少し開いたら徐々にずらして開けていく。
このように側面につきたててもいけるが、傷がたくさんついてしまう。
開けた様子はこんな感じ。接着されているのは内側なので、側面にマイナスドライバーが入りこじることができる。
このあと、「電源のACC化」と「TTLレベルのシリアル取り出し」を試みる。

その他写真

背面のメインチップは樹脂で覆われている。おそらくコピー品のICが隠れていると思われる。
 基板名は「A-L07AJ_M」、設計時期は「2015-09-01」、「Ver: 1.5」とのこと。
 裏側。Bluetooth用のアンテナとBluetooth用と思われるICが見える。昔の基盤だとESP8266のような基盤がはんだ付けで接続されていたようだが、現在のものでは完全に統合されている。

参考文献

2016-10-01

バッテリー上がり防止装置を作る(妄想編)

ルームランプが原因のバッテリー上がりに苦しめられている

前回の記事に書いたが、いままでルームランプが原因のバッテリー上がりを3回も経験している。これに何とか対策したいと考えている。

あり得る対策

  • ルームランプをLEDに換装し、消費電力を下げてバッテリーが上がらないようにする
    • ざっと消費電力は10分の1になるらしい。そうすると上がりにくくなるが、結局忘れてるのは対策さない。
  • ルームランプにタイマーリレー回路を挿入する
  • タイマー内蔵のルームランプに交換する
    • それそのものの製品があるので、これで基本的に解決する。ただしちょっと高いし、Maker要素はゼロ。
  • ルームランプに電圧モニターリレー回路を挿入する
    • バッテリーの電圧が下がってきたら回路をOFFにするアイデア。
    • 太陽電池市場が伸びているせいなのか、インテリジェントな充放電制御のモジュールが安価に手に入りそうなので、これを使ってみようと思う。
目を付けた充放電制御モジュールはこれ。マイコン制御で指定した電圧以下になると負荷側の回路をカットする。

概略設計

設計は下記のようなものである。常時電源(バッテリー)の電圧が下がると、ルームランプの回路を遮断する。
課題があるとすれば、おそらくスターターを回した時には常時電源の電圧が大きく下がることが考えられる。つまりエンジンをかけた直後は室内灯が消えてしまう。ただ、そういうもんだと思えば許容できる範囲に思える。

その他資料


エクシーガのバッテリー交換

ルームランプをつけっぱなしにしてしまい...

これまで3台の車に乗ってきたけど全部バッテリー上がりを経験していて、全部ルームランプつけっぱなしが原因。学習していないともいえる。。。

ディーラーで充電

つけっぱなしを起こしたら基本的には自動車保険のロードサービスを呼ぶ。JAFに入ってる人はJAFでもいい。エクシーガは5月に中古で買ったばかりで、バッテリーもその時に交換されているので何とか復活したい。ロードサービスの人と話すと、ディーラーで充電してもらったら復活するかもとのこと。

自力で交換を決断

というわけで、近所のスバルディーラーに持っていって充電してもらったが、その日の夜に電話がかかってきて「比重が上がらないのでダメっぽい」との連絡。わずか4か月で殺してしまった。エクシーガのバッテリーはアイドリングストップ対応(Q-85規格)なので非常に高価。ネットで相場を調べると、大体1.5万円くらいだが、ディーラーに交換を依頼するともろもろ4万円かかると言われたので、自力で交換することにした。
今回は1.5万円くらいのバッテリーの中でもっとも性能が良い(性能値が115もある)ボッシュ製を選択。

やってみる

このサイズのバッテリーは相当重くて18㎏あるので、台車でマンションの下まで運搬。

もともとはGSユアサ製のバッテリーがついていた。
段ボール箱から取り出して準備。

工具は10mmが必要。ソケットだとディープソケット(長いやつ)がないと作業できない。近所のダイソーでレンチスパナを購入。100円だけどクロームメッキが輝いていて品質は良さげ。
交換手順はだいたい検索すると出てくる方法で可能。
  • マイナス極から外す。外した配線には軍手とかを巻いて絶縁したほうがよい。今回は新品バッテリーについている保護端子を移植して対応。
  • 次にプラス極を外す。赤色の保護カバーは上に引っ張ると取れる。ナットを回しすぎると反対側の金属片が脱落する可能性があるので注意が必要。
  • フィックスロッドを外す。引っかかってるだけなので緩めていくと下から外れるようになる。これも全部外すと部品が脱落するので途中でやめる。
  • 古いバッテリーを撤去する。今回の場合、古いバッテリーに腹巻みたいなスポンジが巻かれていたので新しいのに移植する。バッテリーの下のトレーもなぜか一緒についてきて外れる。
  • あたらしいバッテリーに腹巻とトレーをつける。トレーが落ちるのでビニールテープで固定したが、ほかの人の交換手順を検索してみてみると、トレーは先に車に設置してからバッテリーを載せている人が多い。
  • 新しいバッテリを載せる。
  • フィックスロッドを装着する。今回ここが一番難しかった。この日産のページを見てもらいたい。先がL字になっているロッドで固定するが、作業場所の問題もあってロッドの先端が見えずうまいこと固定できないのである。L字を差し込む穴はこのページが詳しい
  • 外した時とは逆に、プラス極を装着しカバーを取り付け、マイナス極をつける。

出来上がりはこんな感じ。前のバッテリーは黒々としたエンジンルーム内で紫色で目立っていたが、新しいボッシュバッテリーは黒なので溶け込んでしまっている。

自力では難しい場合