パラレル充電時の危険性
パラレル充電したいリポをバランスボードに接続すると、それぞれが並列接続状態になるので、電圧差がありすぎると低電圧のリポから高電圧のリポに大きな電流が流れ、急速充電状態になってしまいリポの発火や破裂につながる恐れがある、と言われている。このパラレル充電ボードは、各リポ間にポリスイッチを配置することで、大電流が流れるのが阻止される構造になっていると考えられ、安全性が高いと思われる。
ポリスイッチとは?
電流が流れると発熱して抵抗が増大するようにできている素子。電流が流れなくなり冷えると抵抗が下がるので、何度も利用できる。代表的な例としては、パソコンのUSB端子などに付いており、USB機器が大量に電力を使ったときなどに作動してパソコン本体を保護し、しばらくすると復旧するようになっている。XT30(2-4セルに対応)のモデル
拡大画像を見る限り、各セルごとに1.85Aのポリスイッチが搭載されている模様。近いスペックのポリスイッチのスペックを見ると、「ホールド電流(保持電流):1.85A トリップ電流(遮断電流):3.70A 遮断時間:最大8.7秒」となっている。ポリスイッチのほかにも、おおもとのバナナプラグ部分とXT30のメインコネクタ間に(リセッタブルでない)平型ヒューズが搭載されており、全体的に安全性に配慮した設計に見える。
各セル間の接続にポリスイッチ、メインコネクタ間に平型ヒューズがある |
バナナプラグのコネクタ部分にも平型ヒューズが配置されている |
1-2セル対応モデル
P125と書かれた1.25Aのポリスイッチ(大きいほう、おそらくこれと同じもの)と真ん中にあるP15と書かれたポリスイッチ(小さいので耐圧低そう)、2種類がある。数的に、P125が2セル時の各セル間用、P15と書かれたものがメインコネクタ用と思われる。
いわゆるワルケラプラグに対応していないため、ブラシモーター用の2セルリポには使いにくそう。
P125と書かれたものとP15と書かれたもの、2種類が実装されている |
0 件のコメント:
コメントを投稿